神奈川県水産技術センター

赤潮情報

夜光虫(Noctiluca scintillans)について

 夜光虫の赤潮は春から秋にかけて全国的・世界的に観察されています。神奈川県沿岸域においても東京湾・相模湾ともに5月頃を中心に毎年観察されており、その色の鮮やかさから新聞記事に取り上げられ、当所への問い合わせも多くなっています。そこで今回は、夜光虫について説明します。

夜光虫
夜光虫(Noctiluca scintillans)

☆ 球径0.15〜2mmほどの風船のような形をしており、植物プランクトンの渦鞭毛(うずべんもう)藻類に分類されています。

☆ 自ら光合成はできず、珪藻・渦鞭毛藻などの植物プランクトン、原生動物や海底の堆積物などを食べて生活しています。

☆ 特に、春から夏の水温上昇期に増殖し、海水の集積作用によって赤潮を形成します。

☆ 昼間は、風に吹き寄せられトマトジュース様に激しく見えますが、夜になると青く光り、代表的な発光プランクトンといえます。

☆ 古くから赤潮発生の記録があり、水質の悪化等を直接反映するものではありません。

☆ 毒性については、体内にアンモニアを蓄積することがわかっていますが、その他不明な点が多く、漁業被害の報告はありません。


夜光虫による赤潮:研究所裏の岸壁
夜光虫による赤潮:研究所裏の岸壁

夜光虫による赤潮:小田和湾
夜光虫による赤潮:小田和湾(横須賀)


発光するヤコウチュウ発光する前のヤコウチュウ
発光するヤコウチュウ


過去の赤潮情報

相模湾試験場うしお船長の海の情報にも赤潮情報が掲載されています。

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