神奈川県水産総合研究所

2003年6月

漁海況月報

2003-06-478

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見出し


海況  黒潮離岸するも沿岸域は高水温

漁況

定置網水揚  さば類(1,107t)、カタクチ(703t)が大漁、総漁獲量2,400tを突破

定置網主要魚種月別水揚グラフ

三崎魚市場水揚  ゴマサバ・カタクチ大幅増加、定置にさば類大量入網

三崎主要魚種月別水揚グラフ

さば類水揚情報  マサバ水揚若干増加

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海況

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黒潮:

 黒潮は6月に入って、昨年5月以来1年ぶりに八丈島の南を流れた。この冷水を迂回する蛇行は中旬までで、下旬には伊豆諸島の東に移動した。このため黒潮は再び八丈島の北を通過した。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による6月の黒潮流路

6月上旬6月中旬6月下旬

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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相模湾:

 三崎の水温は、5月に2回の大きな上昇があり、6月に入って上・中旬は21℃台で経過し、下旬には23℃を越えた。平年よりも1.5〜2.5℃高めの暖かい海で、相模湾内は近年では珍しく早くも夏の海になっている。

6月三崎瀬戸水温日別変化

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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漁況

定置網:(2003年6月1日〜30日)

概要

グラフはこちら

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。6月の総漁獲量は2,407tで、前月の2,039tと比べて1.2倍に増加した。地区別の総漁獲量は、前月と比べて、西湘地区では6割、湘南地区で2.0倍、三浦地区で1.8倍、金田湾地区ではほぼ横ばい、伊豆地区では8割であった。湘南地区が732tと最も多く、次いで三浦地区が705t、伊豆地区が643tであった。最も漁獲量が多かった魚種はさば類で1,108tの漁獲があった。このうち、湘南地区で374t、三浦地区で369tを漁獲し、全体の7割を占めた。2位はカタクチイワシで704tの漁獲があった。このうち湘南地区で287t、三浦地区で274tを漁獲し、全体の8割を占めた。3位はマアジで234tの漁獲があった。このうち伊豆地区で102t、西湘地区で93tを漁獲し、全体の8割を占めた。4位はマルソウダで113tの漁獲があった。このうち伊豆地区で85t、西湘地区で26tを漁獲し、全体のほとんどを占めた。
 前年同月(2002年6月)と比較すると、漁獲が多かったのは、さば類、カタクチイワシ、マルソウダ等で、少なかったのは、ブリ(わらさ)、アカカマス、マアジ(じんだ)等であった。

ブリ情報

 6月に漁獲されたブリの合計は3.2tであった。いなだが最も多く、1.8tの漁獲があった。このうち三浦地区で845kg、西湘地区で678kgを漁獲した。わかしは987kgの漁獲があり、このうち西湘地区で922kgを漁獲した。わらさは388kgの漁獲があり、このうち西湘地区で138kgを漁獲した。ぶりの漁獲は75kgと僅かであった。

ブリ銘柄別水揚量

地区別概要

グラフはこちら

西湘地区: マアジ、カタクチイワシ、さば類を主体に、前月の482tを下回る302tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(188t)比で1.6倍、一昨年同月(119t)比でも2.5倍であった。マアジの漁獲量は93tで前月(197t)の5割に減少し、前年同月(135t)比でも7割、一昨年同月(59t)比では1.6倍であった。カタクチイワシの漁獲量は64tで、前月(50t)の1.3倍に増加し、前年同月(8.6t)比で7.4倍、一昨年同月(5.7t)比でも11倍であった。さば類の漁獲量は61tで、前月(76t)の8割に減少し、前年同月(1.5t)比で42倍、一昨年同月(2.0t)比でも31倍であった。

湘南地区: さば類、カタクチイワシ、マアジを主体に,前月の371tを上回る732tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(249t)比で2.9倍、一昨年同月(125t)比で5.9倍であった。さば類の漁獲量は374tで、前月(87t)の4.3倍に増加し、前年同月(14t)比で25倍、一昨年同月(1.8t)比で209倍であった。カタクチイワシの漁獲量は287tで、前月(170t)の1.7倍に増加し、前年同月(152t)比で1.9倍に、一昨年同月(68t)比で4.2倍であった。マアジの漁獲量は16tで、前月(60t)の3割に減少し、前年同月(20t)比で8割、一昨年同月(4.9t)比では3.3倍であった。

三浦地区: さば類、カタクチイワシ、マアジを主体に,前月の383tを上回る705tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(353t)比で2.0倍、一昨年同月(398t)比でも1.8倍であった。さば類の漁獲量は369tで、前月(128t)の2.9倍に増加し、前年同月(47t)比で7.8倍、一昨年同月(3.7t)比でも101倍であった。カタクチイワシの漁獲量は274tで、前月(118t)の2.3倍に増加し、前年同月(238t)比で1.2倍、一昨年同月(16t)比で17倍であった。マアジの漁獲量は22tで、前月(92t)の2割に減少し、前年同月(25t)比で9割、一昨年同月(20t)比では1.1倍であった。

金田湾地区: さば類、カタクチイワシを主体に、前月の25tを下回る24tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(57t)比で4割、一昨年同月(19t)比で1.3倍であった。さば類の漁獲量は16tで、前月(3.5t)の4.5倍に増加し、前年同月(230kg)比で68倍、一昨年同月(1.7t)比でも9.3倍であった。カタクチイワシの漁獲量は3.1tで、前月(8.8t)の4割に減少し、前年同月(16t)比で2割、一昨年同月(5.3t)比でも6割であった。

伊豆地区: さば類、マアジ、マルソウダを主体に、前月の778tを下回る643tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(247t)比で2.6倍、一昨年同月(303t)比でも2.1倍であった。さば類の漁獲量は287tで、前月(202t)の1.4倍に増加し、前年同月(17t)比で17倍、一昨年同月(15t)比でも19倍であった。マアジの漁獲量は102tで、前月(183t)の6割に減少し、前年同月(46t)比で2.2倍、一昨年同月(54t)比では1.9倍であった。マルソウダの漁獲量は85tで、前月(217t)の4割に減少し、前年同月(614kg)比では139倍、一昨年同月(47t)比では1.8倍であった。

表・相模湾定置網2003年6月及び2002年6月魚種別漁獲量

定置網主要魚種月別水揚グラフ

伊豆地区から金田湾地区までの、定置網における主要魚種の月別水揚量推移です。

マアジ
さば類
マイワシ
カタクチイワシ
ぶり類
アカカマス
ヤマトカマス
スルメイカ
イサキ
マルソウダ
イボダイ
マルアジ
スズキ
タチウオ
全地区
西湘地区
湘南地区
三浦地区
金田湾地区
伊豆地区

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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三崎魚市場水揚状況(2003年5月31日〜6月29日)

グラフはこちら

 今期の水揚げは、全体で383.3tであり、前漁期の302.9tの1.3倍であった。魚種別にみると、ゴマサバが最も多く158.4tで、前漁期の2.4倍、次いでカタクチイワシが72.2tで前漁期の5.4倍、キンメダイが34.6tで前漁期の7割、マサバが34.0tで前漁期の2.6倍、マアジが33.0tで前漁期の0.3倍、以下かます類、メダイ、マルアジ、スズキ、マイワシの順で水揚量が多かった。ゴマサバ、カタクチイワシ、マサバは前漁期より大幅に増加し、マアジは前漁期より大幅に減少した。以下に三崎魚市場の水揚量上位10種類を示す。

2003年6月三崎魚市場水揚上位10魚種  単位:トン
順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 総漁獲量
魚種名 ゴマサバ カタクチイワシ キンメダイ マサバ マアジ かます類 メダイ マルアジ スズキ マイワシ
今漁期
158.4
72.2
34.6
34.0
33.0
10.6
7.0
5.1
3.5
1.6
383.3
前漁期
66.1
13.4
50.6
12.9
105.0
3.2
8.1
8.8
1.8
0.7
302.9
増減
+92.3
+58.8
-16.0
+21.1
-72.0
+7.4
-1.1
-3.7
+1.7
+0.9
+80.4


釣り:底魚釣りでは、伊豆諸島方面を中心に操業する船は、キンメダイ11.7tで前漁期の5割、メダイ3.0tで前漁期の5割であった。沿岸域では、キンメダイ1.0tで前漁期の2割、ダツ1.0tで前漁期並であった。沖合域は、キンメダイが21.9tで前漁期並であった。さば釣りは、沖合域での漁獲はなく、島周りでゴマサバが9.7tで前漁期の7割、沿岸域でゴマサバが0.6tであった。

定置網:定置網漁は全体で317.3tであり、前漁期の1.6倍の水揚であった。水揚が最も多いのはゴマサバの147.7tで前漁期の2.9倍、次いでカタクチイワシが72.2tで前漁期の5.4倍、マサバが32.9tで前漁期の2.7倍、マアジが32.6tで前漁期の3割であった。マサバの水揚が30t以上だったのは2000年10月以来であり、6月では98年以来であった。

刺し網等:かれい類418kg、マダコ251kg、シタビラメ247kg等の水揚であった。

その他:カンパチ1.0t、カツオ0.9t、マダイ0.7t等の水揚であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ
カタクチイワシ
マサバ
ゴマサバ
マアジ
ぶり類
キンメダイ
メダイ
マダイ
スズキ
かます類
タチウオ
ダツ
カンパチ
カツオ
そうだがつお類
全魚種

さば類水揚情報


 長井町漁協での6月のさば類の水揚は、マサバ41.4t、ゴマサバ284.7t、合計326.1tで、先月比約1.5倍であった。マサバは定置網で37t、釣りで4.0t漁獲され、ゴマサバは定置網128t、釣り4.6t、たもすくい149tであった。
 みうら漁協松輪支所での6月にさば類の水揚は、マサバ10.1t、ゴマサバ12.0t、合計22.1tであった。

単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ ゴマサバ 合計
2003年6月
41.4
284.7
326.1
10.1
12.0
22.1
2003年5月
8.8
211.4
220.2
0.5
0.9
1.4
増減
+32.6
+73.3
+105.9
+9.6
+11.1
+20.7

長井マサバグラフ 長井ゴマサバグラフ 

松輪マサバグラフ 松輪ゴマサバグラフ   

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海況  黒潮  相模湾

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