神奈川県水産総合研究所

2003年5月

漁海況月報

2003-05-477

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見出し


海況  海況変化激しく暖かい海

漁況

定置網水揚  マアジ・さば類・カタクチ中心に総漁獲量2,000トン突破、マルソウダが例年にない大漁

定置網主要魚種月別水揚グラフ

三崎魚市場水揚  マアジ水揚更に増加

三崎主要魚種月別水揚グラフ

さば類水揚情報  定置網でマサバ揚がる

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海況

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黒潮:

 上旬、伊豆諸島北部へ接岸していた黒潮流路は、中旬には遠州灘沖でやや離れ伊豆諸島を北上した後、東に流れた。その後、下旬にはS字型の蛇行はゆるんだ。伊豆諸島域での黒潮の変化は、接岸型で大きく変化した。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による5月の黒潮流路

5月上旬5月中旬5月下旬

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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相模湾:

 三崎の水温は、5月初め17℃を越えて、中旬に19℃、下旬に20℃を上回った。このように2回の水温上昇があり、5月を通じて、平年よりも1〜2℃高めの暖かい海であった。また、沖合暖水の流入により相模湾内は急潮が多発した。

5月三崎瀬戸水温日別変化

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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漁況

定置網:(2003年5月1日〜31日)

概要

グラフはこちら

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。5月の総漁獲量は2,039tで、前月の840tと比べて2.4倍に増加した。地区別の総漁獲量は、前月と比べて、西湘地区では1.4倍、湘南地区でも5.1倍、三浦地区でも3.4倍、金田湾地区でも2.2倍、伊豆地区でも2.6倍に増加した。伊豆地区が778tと最も多く、次いで西湘地区が482t、三浦地区が383tであった。最も漁獲量が多かった魚種はマアジで540tの漁獲があった。このうち、西湘地区で197t、伊豆地区で183tを漁獲し、全体の7割を占めた。2位はさば類で496tの漁獲があった。このうち伊豆地区で202t、三浦地区で128tを漁獲し、全体の7割を占めた。3位はカタクチイワシで415tの漁獲があった。このうち湘南地区で170t、三浦地区で118tを漁獲し、全体の7割を占めた。4位はマルソウダで286tの漁獲があり、伊豆地区で217t、西湘地区で68tで漁獲のほとんどを占めた。
 前年同月(2002年5月)と比較すると、漁獲が多かったものは、マアジ、さば類、マルソウダ、マルアジ等であった。少なかったものは、カタクチイワシ、サンマ、スルメイカ等であった。

ブリ情報

 5月に漁獲されたブリの合計は5.8tであった。いなだが最も多く、3.5tの漁獲があった。このうち三浦地区で3.3t、西湘地区で148kgを漁獲した。わらさは2.3tの漁獲があり、このうち伊豆地区で1.9t、三浦地区で219kgを漁獲した。ぶりの漁獲は40kg、わかしの漁獲は5kgと僅かであった。

ブリ銘柄別水揚量

地区別概要

グラフはこちら

西湘地区: マアジ、さば類、マルソウダを主体に、前月の351tを上回る482tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(346t)比で1.4倍に、一昨年同月(354t)比でも1.4倍であった。マアジの漁獲量は197tで前月(308t)の6割に減少したが、前年同月(149t)比では1.3倍、一昨年同月(284t)比では7割であった。さば類の漁獲量は76tで前月(3.5t)の22倍に増加し、前年同月(5.1t)比でも15倍、一昨年同月(713kg)比では107倍であった。マルソウダの漁獲量は68tで前年同月(3.6t)比で19倍、一昨年同月(1.2t)比でも57倍であった。

湘南地区: カタクチイワシ、さば類、マアジを主体に,前月の73tを上回る371tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(450t)比で8割、一昨年同月(316t)比では1.2倍であった。カタクチイワシの漁獲量は170tで前月(16t)の11倍に増加したが、前年同月(301t)比では6割、一昨年同月(198t)比で9割であった。さば類の漁獲量は87tで前月(509kg)の170倍に増加し、前年同月(52t)比でも1.7倍、一昨年同月(10t)比でも8.3倍であった。マアジの漁獲量は60tで、前月(16t)の3.7倍に増加し、前年同月(55t)比で1.1倍、一昨年同月(74t)比では8割であった。

三浦地区: さば類、カタクチイワシ、マアジを主体に,前月の112tを上回る383tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(260t)比で1.5倍、一昨年同月(161t)比でも2.4倍であった。さば類の漁獲量は128tで、前月(421kg)の303倍に増加し、前年同月(46t)比でも2.8倍、一昨年同月(3.6t)比でも35倍であった。カタクチイワシの漁獲量は118tで、前月(5.4t)の22倍に増加し、前年同月(111t)比で1.1倍、一昨年同月(12t)比で11倍であった。マアジの漁獲量は92tで、前月(79t)の1.2倍に増加し、前年同月(50t)比でも1.9倍、一昨年同月(61t)比でも1.5倍であった。

金田湾地区: カタクチイワシ、マアジを主体に、前月の11tを上回る25tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(30t)比で8割、一昨年同月(24t)比ではほぼ横ばいであった。カタクチイワシの漁獲量は8.8tで、前月(6.6t)の1.3倍に増加したが、前年同月(16t)比では5割、一昨年同月(13t)比でも7割であった。マアジの漁獲量は8.3tで、前月(1.6t)の5.2倍に増加した、前年同月(5.5t)比でも1.5倍、一昨年同月(5.7t)比でも1.4倍であった。

伊豆地区: マルソウダ、さば類、マアジを主体に、前月の294tを上回る778tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(393t)比で2.0倍、一昨年同月(423t)比でも1.8倍であった。マルソウダの漁獲量は、前月(2kg)はほぼなかったが、今月は217tと大量に漁獲された。前年同月(24t)比では9.0倍、一昨年同月(36t)比でも6.0倍であった。さば類の漁獲量は202tで前月(19t)の11倍に増加し、前年同月(48t)比でも4.2倍、一昨年同月(30t)比では6.6倍にであった。マアジの漁獲量は183tで前月(146t)の1.2倍に増加し、前年同月(121t)比でも1.5倍、一昨年同月(171t)比でも1.1倍であった。

表・相模湾定置網2003年5月及び2002年5月魚種別漁獲量

定置網主要魚種月別水揚グラフ

伊豆地区から金田湾地区までの、定置網における主要魚種の月別水揚量推移です。

マアジ
さば類
マイワシ
カタクチイワシ
ぶり類
アカカマス
ヤマトカマス
スルメイカ
イサキ
マルソウダ
イボダイ
マルアジ
スズキ
タチウオ
全地区
西湘地区
湘南地区
三浦地区
金田湾地区
伊豆地区

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海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  定置網主要魚種月別水揚グラフ  

三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ  さば類水揚情報

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三崎魚市場水揚状況(2003年5月1日〜5月30日)

グラフはこちら

 今期の水揚げは、全体で302.9tであり、前漁期の212.5tの1.4倍であった。魚種別にみると、マアジが最も多く105tで、前漁期の1.4倍、次いでゴマサバが66.1tで前漁期並、キンメダイが50.6tで前漁期の2.7倍、以下カタクチイワシ、マサバ、マルアジ、メダイ、カツオ、かます類、スズキの順で水揚量が多かった。マアジは前漁期に引き続き好漁し、ほとんどが定置網による漁獲であった。以下に三崎魚市場の水揚量上位10種類を示す。

2003年5月三崎魚市場水揚上位10魚種  単位:トン
順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 総漁獲量
魚種名 マアジ ゴマサバ キンメダイ カタクチイワシ マサバ マルアジ メダイ カツオ かます類 スズキ
今漁期
105.0
66.1
50.6
13.4
12.9
8.8
8.1
3.3
3.2
1.8
302.9
前漁期
74.7
60.9
18.6
4.1
0.4
17.3
8.7
1.5
0.1
1.1
212.5
増減
+30.3
+5.2
+32.0
+9.3
+12.5
-8.5
-0.6
+1.8
+3.1
+0.7
+90.4


釣り:底魚釣りでは、伊豆諸島方面を中心に操業する船は、キンメダイ24.1tで前漁期の4.8倍、メダイ6.0tで前漁期並であった。沿岸域では、キンメダイ5.0tで前漁期の4.4倍、ダツ1.0tで前漁期の7割であった。沖合域は、キンメダイが21.5tで、前漁期の1.7倍であった。さば釣りは、沖合域での漁獲は2.0tのみ、島周りでゴマサバが12.7tで前漁期の2割の水揚、沿岸域ではゴマサバが1.0t、マサバが0.5tであった。その他沿岸域の釣りでカツオ1.8tの水揚があった。

定置網:定置網漁は全体で204.9tであり、前漁期の1.8倍の水揚であった。水揚が最も多いのはマアジの100.5tで前漁期の1.4倍で一日平均で4.0t以上水揚されていた。次いでゴマサバが50.4tで前漁期の200倍、カタクチイワシが13.3tで前漁期の3.3倍、マサバが12.1tと前漁期の34倍で、5月としてはここ5年間で最も多かった。以下順にアオアジ8.8t、かます類2.8t等であった。

刺し網等:かれい類824kg、マダコ387kg、カワハギ375kg等の水揚であった。

その他:カンパチ1.2t、マアジ1.1t、キハダ1.0t等の水揚であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ
カタクチイワシ
マサバ
ゴマサバ
マアジ
ぶり類
キンメダイ
メダイ
マダイ
スズキ
かます類
タチウオ
ダツ
カンパチ
カツオ
そうだがつお類
全魚種

さば類水揚情報


 長井町漁協での5月のさば類の水揚は、マサバ8.8t、ゴマサバ211.4t、合計220.2tで、先月比約8割であった。マサバはほとんどが定置網による漁獲であり、ゴマサバの漁獲はたもすくいが8割、定置網が2割であった。
 

単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ ゴマサバ 合計
2003年5月
8.8
211.4
220.2
-
-
-
2003年4月
1.2
268.3
269.5
-
-
-
増減
+7.6
-56.9
-49.3
-
-
-

長井マサバグラフ 長井ゴマサバグラフ 

松輪マサバグラフ 松輪ゴマサバグラフ   

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