神奈川県水産総合研究所

2002年6月

漁海況月報

2002-06-466



海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

漁海況情報TOPへ


海況

先頭へ戻る

黒潮:

 潮岬沖から東流した黒潮は、上旬には八丈島の西で向きをやや北に変え、房総沖を離岸して流れ、変化が大きかった。その黒潮は、10日頃には房総沖で接岸して中・下旬を通して、安定していた。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による6月の黒潮流路

6月上旬6月中旬6月下旬

先頭へ戻る

海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

漁海況情報TOPへ

相模湾:

 三崎の水温は、月初め19℃から21℃に急激に昇温した。しかし、9日以降は黒潮流路の安定により、20℃前後で、横這いで経過した。このため、平年に比べて、月初めは高めで、その後平年並みから低めとなった。

6月三崎瀬戸水温日別変化

先頭へ戻る

海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

漁海況情報TOPへ

漁況

定置網:(2002年6月1日〜30日)

概要

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。今月の標本漁場数は、前月と変わらなかった。6月の総漁獲量は1,066tで、前月の1,460tと比べて7割に減少した。地区別の総漁獲量は、前月と比べて、西湘地区は5割に減少、湘南地区も6割に減少、三浦地区では1.4倍に増加、金田湾地区でも2.6倍に増加、伊豆地区では6割に減少した。三浦地区が353tと最も多く、次いで湘南地区が249tであった。
 最も漁獲量が多かった魚種はカタクチイワシで437tの漁獲があった。このうち、三浦地区で238t、湘南地区で152tを漁獲した。2位はマアジで231tの漁獲があった。このうち西湘地区で135t、伊豆地区で46tを漁獲した。3位はさば類で79tの漁獲があった。このうち三浦地区で47t、伊豆地区で17tを漁獲した。4位はブリ(わらさ)で58tの漁獲があり、このうち伊豆地区でほぼ全てにあたる58tを漁獲した。
 前年同月(2001年6月)と比較すると、漁獲が増加したものは、カタクチイワシ、マアジ、さば類、ブリ(わらさ)、アカカマス等であった。減少したものは、マイワシ、ブリ(いなだ)、マアジ(じんだ)、スルメイカ、マルソウダ等であった。ほぼ横ばいであったのは、トビウオ等であった。

ブリ情報

 6月に漁獲されたブリの合計は67tであった。わらさが最も多く、58tを漁獲し、ほぼ全てにあたる58tを伊豆地区で漁獲した。いなだは7.5tを漁獲し、このうち三浦地区でほぼ全てにあたる6.7tを漁獲した。わかしは1.0tを漁獲し、このうち西湘地区で492kgを、三浦地区で302kgを漁獲した。ぶりは343kgを漁獲し、このうち湘南地区で162kgを漁獲し、伊豆地区で130kgを漁獲した。

地区別概要


西湘地区:マアジ、マアジ(じんだ)、カタクチイワシを主体に、前月の346tを下回る188tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(119t)比で1.6倍、一昨年同月(172t)比では1.1倍であった。マアジの漁獲量は前月(149t)の9割に減少したが、前年同月(59t)比では2.3倍であった。また、一昨年同月(69t)比でも1.9倍であった。マアジ(じんだ)の漁獲量は前月(4.1t)の2.8倍に増加したが、前年同月(15t)比では8割であった。カタクチイワシの漁獲量は前月(118t)の1割に減少したが、前年同月(5.7t)比では1.5倍に、一昨年同月(6.2t)比でも1.4倍であった。

湘南地区:カタクチイワシ、アカカマス、マアジを主体に,前月の450tを下回る249tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(125t)比で2倍に増加した。カタクチイワシの漁獲量は前月(301t)の5割に減少したが、前年同月(68t)比では2.2倍であった。アカカマスの漁獲量は前月(6.6t)の5.2倍に増加し、前年同月(12t)比でも2.9倍であった。マアジの漁獲量は、前月(55t)の4割に減少したが、前年同月(4.9t)比では4.1倍であった。

三浦地区:カタクチイワシ、さば類、マアジを主体に,前月の260tを上回る353tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(386t)比で9割であった。カタクチイワシの漁獲量は、前月(111t)の2.1倍に増加し、前年同月(10t)比でも23倍であった。さば類の漁獲量は、前月(46t)とほぼ横ばいであり、前年同月(3.7t)比では13倍であった。マアジの漁獲量は、前月(50t)の5割に減少したが、前年同月(20t)比では1.3倍であった。

金田湾地区:カタクチイワシ、タチウオを主体に、前月の11tを上回る29tを漁獲した。カタクチイワシの漁獲量は、前月(8.3t)の1.5倍に増加した。タチウオの漁獲量も、前月(1.1 t)の11倍に増加した。

伊豆地区:ブリ(わらさ)、マアジ、マアジ(じんだ)を主体に、前月の393tを下回る247tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(303t)比で8割であった。ブリ(わらさ)の漁獲量は前月(6.4t)の9倍に増加し、前年同月(11t)比でも5.2倍であった。マアジの漁獲量は前月(121t)の4割に減少し、前年同月(54t)比でも9割であった。マアジ(じんだ)の漁獲量は前月(5.1t)の5.5倍に増加したが、前年同月(34t)比では8割であった。

表・相模湾定置網2002年6月及び2001年6月魚種別漁獲量


先頭へ戻る

海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

漁海況情報TOPへ

三崎魚市場水揚状況(2002年5月31日〜6月29日)

 今期の水揚げは、全体で211.6tであり、前漁期の291.0tの0.7倍であった。魚種別にみると、カタクチイワシが最も多く73.9tで、前漁期の1.6倍であった。次いで、ゴマサバが32.3tで前漁期の0.5倍、その他、キンメダイ、マアジ、メダイ、かます類、アオアジ、カツオ、ぶり類、マサバの順で水揚量が多かった。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、底魚釣りがキンメダイ11.0tで前漁期から半減、メダイ4.3tであった。沿岸域では、キンメダイ3.4tで前漁期から半減した。沖合海域は、キンメダイ14.7t、メダイ4.7tで、ともに前漁期の半分程度の水揚であった。沖合域でのサバ釣りは9.1tで前漁期の2割の水揚であった。

定置網:定置網漁は全体で148.3tであり、前漁期並の水揚であった。水揚が最も多いのはカタクチイワシの73.8tで前漁期の1.6倍、次いでマアジの25.0tで、前漁期から半減した。以下順にゴマサバ22.5t、かます類6.0t、アオアジ2.9tであった。

刺し網等:かれい類531kg、タコ489kg、カワハギ380kg等の水揚であった。

その他:カツオ2.0t、カンパチ1.0t等の水揚であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ  マサバ  ゴマサバ  マアジ  ぶり類   キンメダイ  メダイ

 スズキ  かます類  タチウオ  ダツ  カンパチ  カツオ  そうだがつお類



さば類水揚情報


 長井町漁協での6月期のさば類の水揚げは、マサバ0.4t、ゴマサバ156.2tで、合計156.6tであった。マサバの水揚はほとんどなかった。ゴマサバはたもすくいを中心に漁獲されたが前月に比べ半分以下の水揚であった。
 みうら漁協松輪支所では今期の水揚はほとんどなかった。

単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ ゴマサバ 合計
2002年6月
0.4
156.2
156.6
0.1
0.6
0.7
2002年5月
13.9
342.5
356.5
0.4
0.4
0.8
増減
-13.5
-186.3
-199.9
-0.3
+0.2
-0.1
 

先頭へ戻る

海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

漁海況情報TOPへ