神奈川県水産総合研究所

2002年5月

漁海況月報

2002-05-465



海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

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海況

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黒潮:

 4月末にできた遠州灘沖の冷水渦を迂回して北上するB型流路は、5月上旬に日を追って東に移動し、激しく変化しながら列島線を越えた。その後、中・下旬は冷水域が東西に広く拡がり、犬吠埼沖を北上する黒潮流路であった。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による5月の黒潮流路

5月上旬5月中旬5月下旬

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相模湾:

 三崎の水温は、月初めから18℃前後で、すでに平年の5月末の値であった。3月からの高温傾向は4月に続き、5月になっても1〜1.5℃以上高い。この高温傾向をみると季節の変化が足早に感じる。

5月三崎瀬戸水温日別変化

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漁況

定置網:(2002年5月1日〜31日)

概要

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。今月の標本漁場数は、前月と比べて伊豆地区で1箇所増加したが、その他の地区では変わらなかった。5月の総漁獲量は1,460tで、前月の1,224tと比べて1.2倍に増加した。地区別の総漁獲量は、前月と比べて、西湘地区は8割に減少、湘南地区は2.8倍に増加、三浦地区でも2.5倍に増加、金田湾地区でも1.9倍に増加、伊豆地区では8割に減少した。湘南地区が450tと最も多く、次いで伊豆地区が393tであった。
 最も漁獲量が多かった魚種はカタクチイワシで637tの漁獲があった。このうち、湘南地区で301t、西湘地区で118tを漁獲した。2位はマアジで375tの漁獲があった。このうち西湘地区で149t、伊豆地区で99tを漁獲した。3位はさば類で150tの漁獲があった。このうち湘南地区で52t、伊豆地区で48tを漁獲した。4位はスルメイカで42tの漁獲があり、このうち伊豆地区で34t、西湘地区で5.7tを漁獲した。
 前年同月(平成13年5月)と比較すると、漁獲が増加したものは、カタクチイワシ、さば類、スルメイカ、マルアジ、サンマ、マアジ(じんだ)等であった。減少したものは、マアジ、ブリ(わらさ)、マルソウダ等であった。

ブリ情報

 5月に漁獲されたブリの合計は11tであった。わらさが最も多く、9.0tを漁獲し、伊豆地区で6.4t、三浦地区で2.6tを漁獲した。いなだは1.7tを漁獲し、このうち三浦地区887kg、伊豆地区で481kgを漁獲した。ぶりは150kgを漁獲し、このうち湘南地区で90kgを漁獲した。わかしは30kg漁獲し、全てを湘南地区で漁獲した。

地区別概要


西湘地区:マアジ、カタクチイワシを主体に、前月の456tを下回る346tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(354t)比でほぼ横ばいであり、一昨年同月(329t)比では1.1倍であった。マアジの漁獲量は149tで、前月(390t)の4割に減少し、前年同月(285t)比でも5割で、一昨年同月(189t)比でも8割であった。カタクチイワシの漁獲量は118tで、前月(21t)の5.6倍に増加し、前年同月(16t)比でも7.3倍、一昨年同月(12t)比でも9.7倍であった。また、サンマが14t漁獲された。

湘南地区:カタクチイワシ、マアジ、さば類を主体に,前月の159tを上回る450tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(316t)比で1.4倍であった。カタクチイワシの漁獲量は300tで前月(58t)の5.2倍に増加し、前年同月(198t)比でも1.5倍であった。マアジの漁獲量は54.9tで、前月(40t)の1.4倍に増加したが、前年同月(74t)比では7割であった。さば類の漁獲量は51.5tで、前月(2.5t)の21倍に増加し、前年同月(10t)比でも4.9倍であった。

三浦地区:カタクチイワシ、マアジ、さば類を主体に,前月の103tを上回る260tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(146t)比で1.8倍であった。カタクチイワシの漁獲量は110.8tで、前月(8.0t)の14倍に増加し、前年同月(12t)比でも9.4倍であった。マアジの漁獲量は49.6tで、前月(47t)とほぼ横ばいであり、前年同月(63t)比では8割であった。さば類の漁獲量は45.6tで、前月(257kg)の177倍に増加し、前年同月(3.6t)比でも13倍であった。

金田湾地区:カタクチイワシを主体に、前月の5.8tを上回る11tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(4.2t)比で2.7倍であった。カタクチイワシの漁獲量は8.2tで、前月(2.8t)の3.0倍に増加し、前年同月(1.2t)比でも6.9倍であった。

伊豆地区:マアジ、カタクチイワシ、さば類を主体に、前月の500tを下回る393tを漁獲した。総漁獲量は前年同月(423t)比で9割であった。マアジの漁獲量は121tで、前月(282t)の4割に減少し、前年同月(179t)比でも7割であった。カタクチイワシの漁獲量は99tで、前月(95t)のほぼ横ばいであり、前年同月(75t)比では1.3倍であった。さば類漁獲量は48.1tで、前月(2.0t)の24倍に増加し、前年同月(112kg)比でも430倍であった。

表・相模湾定置網2002年5月及び2001年5月魚種別漁獲量


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三崎魚市場水揚状況(2002年5月1日〜5月30日)

今期の水揚げは、全体で291.0tであり、前漁期の241.1tの1.2倍であった。魚種別にみると、ゴマサバが最も多く68.4tで、前漁期の0.8倍であった。次いで、キンメダイが54.1tで前漁期の3.5倍、その他、マアジ、カタクチイワシ、メダイ、アオアジ、マサバ、ブリ、スズキ、サンマの順で水揚量が多かった。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、底魚釣りがキンメダイ24.4t、メダイ3.9tであった。沿岸域では、キンメダイ6.2t、メダイ3.8tで前漁期に比べ増加した。沖合海域は、キンメダイ23.3t、メダイ12.2tで、ともに前漁期の2倍の水揚であった。沖合域でのサバ釣りは43.0tで前漁期の0.5倍であった。

定置網:定置網漁は全体で156.3tであり、前漁期の1.4倍の水揚であった。水揚が最も多いのマアジの53.2tで、前漁期に引き続き好漁した。次いでカタクチイワシが46.2t、ゴマサバが24.0t、アオアジが5.4tであった。カタクチイワシは前漁期の6倍、ゴマサバは90倍に増加した。

刺し網等:カワハギ512kg、かれい類424kg等の水揚であった。

その他:カツオ1.3t、カンパチ1.0t等の水揚であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ  マサバ  ゴマサバ  マアジ  ぶり類   キンメダイ  メダイ

 スズキ  かます類  タチウオ  ダツ  カンパチ  カツオ  そうだがつお類



さば類水揚情報


 長井町漁協での5月期のさば類の水揚げは、マサバ13.9t、ゴマサバ342.5tで、合計356.5tであった。マサバはほとんどが大型定置網で、ゴマサバはほとんどがたもすくいで漁獲された。全体の水揚は前月に比べやや減少した。
 みうら漁協松輪支所では今期の水揚はほとんどなかった。

単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ ゴマサバ 合計
2002年5月
13.9
342.5
356.5
0.4
0.4
0.8
2002年4月
1.9
495.7
497.6
0.2
0.8
1.0
増減
+12.0
-153.2
-141.1
+0.2
-0.4
-0.2
 

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