神奈川県水産総合研究所

2002年2月

漁海況月報

2002-02-462



海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

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海況

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黒潮:

 黒潮は1月に引き続き、潮岬から東に流れ、遠州灘沖に冷水域がなく、御蔵島付近を通る直進型(いわゆるN型)で流れた。その流路は、安定していて変化が少なく、下旬に遠州灘沖でより接岸した後、房総沖にも接岸して流れた。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による2月の黒潮流路

2月上旬2月中旬2月下旬

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相模湾:

 三崎の水温は、昨年末から平年より低めとなり、その後次第に降温して、2月は12℃台で経過した。昨年のような大きな変化はなく、2月末には暖水流入による水温上昇が見られ。2月全体としては、平年より1℃低めの水温経過であった。

2月三崎瀬戸水温日別変化

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漁況

定置網:(2002年2月1日〜28日)

概要

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。今月の標本漁場数は、前月と比べて西湘地区で2ヶ統、湘南地区で1ヶ統、三浦地区で4ヶ統、伊豆地区で1ヶ統増加した。金田湾地区では変わらなかった。2月の総漁獲量は289tで、前月の395tと比べて7割に減少した。地区別の総漁獲量は、前月と比べて、西湘地区は9割に減少、湘南地区でも7割に減少、三浦地区でも1/2に減少、伊豆地区でも8割に減少した。伊豆地区が144tと最も多く、次いで湘南地区が64tであった。最も漁獲量が多かった魚種はカタクチイワシで、79tの漁獲があった。このうち、伊豆地区で64t、三浦地区で9.5tを漁獲した。2位はマアジで、65tの漁獲があった。このうち伊豆地区で41t、湘南地区で5.0tを漁獲した。3位はメアジで、20tの漁獲があり、ほぼ全てを湘南地区で漁獲した。4位はマルアジで、19tの漁獲があり、これについてもほぼ全てを湘南地区で漁獲した。
 前年同月(2001年2月)と比較すると、漁獲が増加したものは、カタクチイワシ、マアジ、メアジ、マルアジ等であった。減少したものは、マイワシ、スルメイカ、さば類等であった。

ブリ情報

2月に漁獲されたブリの合計は856kgであり,わらさが最も多く、380kg漁獲された。このうち西湘地区で233kg、伊豆地区で122kg漁獲された。いなだは265kg漁獲され、このうち三浦地区で141kg漁獲された。ぶりは177kg漁獲され、このうち伊豆地区で153kg漁獲された。わかしは34kg漁獲された。

地区別概要


西湘地区:マアジ、ホウボウ、カタクチイワシを主体に、前月の53tを下回る46tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(23t)比で2倍に増加したが、一昨年同月(56t)比では8割に減少した。マアジの漁獲量は前月(6.6t)の2.7倍に増加し、前年同月(4.8t)比でも3.7倍に増加したが、一昨年同月(19t)比では9割に減少した。ホウボウの漁獲量は前月(1.2t)の6.2倍に増加し、前年同月(2.5t)比でも2.9倍に増加した。また、一昨年同月(1.4t)比でも5.5倍に増加した。カタクチイワシの漁獲量は3.9tであり、前年同月(23kg)比で170倍と大幅に増加し、一昨年同月(44kg)比でも89倍に増加した。

湘南地区:メアジ、マルアジ、アカカマスを主体に,前月の85tを下回る64tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(20t)比の3.2倍に増加した。メアジの漁獲量は前月(12t)の1.7倍に増加し、前年同月(831kg)比でも24倍に増加した。マルアジの漁獲量は、前月(36t)の1/2に減少したが、前年同月(4.3t)比では4.2倍に増加した。アカカマスの漁獲量は、前月(5.7t)とほぼ横ばいであったが、前年同月(1.9t)比では3倍に増加した。

三浦地区:スズキ、マアジを主体に,前月の66tを下回る36tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(78t)比で1/2に減少した。スズキの漁獲量は、前月(60t)の2割に減少したが、前年同月(5.6t)比では2.5倍に増加した。カタクチイワシの漁獲量は、前月(49kg)の193倍に増加し、前年同月(506kg)比でも19倍に増加した。

金田湾地区:操業なし。

伊豆地区:カタクチイワシ、マアジ、スルメイカを主体に、前月の191tを下回る144tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(94t)比の1.5倍に増加した。カタクチイワシの漁獲量は前月(723kg)の88倍に増加し、前年同月(42t)比でも1.5倍に増加した。マアジの漁獲量は前月(42t)とほぼ横ばいであったが、前年同月(6.9t)比では5.9倍に増加した。スルメイカの漁獲量は前月(10t)の7割に減少し、前年同月(14t)比でも1/2に減少した。

表・相模湾定置網2002年2月及び2001年2月魚種別漁獲量


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三崎魚市場水揚状況(2002年1月31日〜3月1日)

 今期の水揚げは、全体で255.4tであり、前漁期の139.6tの1.8倍であった。魚種別にみると、ゴマサバが最も多く160.4tで、前漁期の19倍であった。次いで、アオアジが21.6tで前漁期の2.1倍、その他、スズキ、キンメダイ、メダイ、マサバ、わかめ根株、マアジ、カタクチイワシ、カンパチの順で水揚量が多かった。スズキは前漁期の1/5であった。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、底魚釣りがメダイ1.4t、キンメダイ0.8t、ムツ0.7トンのみであった。沿岸域では、キンメダイ3.2t、メダイ1.0tなどであった。沖合海域は、キンメダイ7.3t、メダイ7.1tで、ともに前漁期並であった。沖合域でのサバ釣りは131.44トンと前漁期の16倍であった。

定置網:定置網漁は全体で44.1tであり、前漁期の1/2の水揚であった。水揚が最も多いのアオアジの16.6tで、前漁期の1.6倍の水揚であった。次いでスズキが13.5tで前漁期の1/5、カタクチイワシ3.1t、マアジ3.1tでなどであった。

刺し網等:わかめ根株1389kg、かれい類737kg、ヒラメ619kg等の水揚であった。

その他:ゴマサバ5.2t、マサバ5.0t、アオアジ5.0t、カンパチ1.3tなどの水揚であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ  マサバ  ゴマサバ  マアジ  ぶり類   キンメダイ

メダイ  スズキ  かます類  タチウオ  ダツ  カンパチ  そうだがつお類



さば類水揚情報



 長井町漁協での2月期のさば類の水揚げは、釣りでマサバ1.2t、たもすくいでゴマサバ650.5tで、合計651.7tであった。たもすくいにより水揚は前月に比べ大幅に増加した。
 みうら漁協松輪支所では今期の水揚はほとんどなかった。

単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ
2002年2月
1.2
650.5
651.7
0.3
2002年1月
1.4
276.2
277.6
-
増減
-0.2
+374.3
+374.1
+0.3
 

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