神奈川県水産総合研究所

2001年7月


漁海況月報


2001-07-455



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海況

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黒潮:

遠州灘沖合の冷水域を迂回した黒潮は、伊豆諸島の東側を北上する、いわゆるC型流路で経過した。 しかし、中旬は、伊豆諸島の東を北上する黒潮が蛇行して、野島埼沖にやや接近し、沿岸域に暖水波及をもたらした。

黒潮の流型

「一都三県漁海況速報」による7月の黒潮流路

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相模湾:

三崎の水温は、7月上旬22℃前後であったが、10日過ぎ、一時20℃近くまで下がった。 その後は、黒潮の接近の影響で25℃まで大きく昇温した。 その後も、水温の上下を繰り返し、変化の幅が大きかった。全般的には、平年より高めの水温経過であった。

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漁況

定置網:(2001年7月1日〜31日)

概要

 神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。 今月の標本漁場数は前月と比べて、湘南地区で2増加し,西湘地区で1減少した。 7月の総漁獲量は990tで、前月の933tと比べてほぼ横ばいであった。
 地区別の総漁獲量は前月と比べて、西湘地区はほぼ横ばい、湘南地区は約1.9倍に増加、三浦地区は約7割に減少、 金田湾地区は約9割に減少、伊豆地区が約1.2倍に増加した。伊豆地区が351tと最も多く、続いて三浦地区が272tであった。 最も漁獲量が多かった魚種はマイワシであり、162tの漁獲があった。このうち、湘南地区で106t、伊豆地区で35tを漁獲した。 2位はいなだで124tの漁獲があった。このうち三浦地区で115t(全体の93%)を漁獲した。 3位はカタクチイワシであり、111tを漁獲した。このうち湘南地区で56t、伊豆地区で32tを漁獲した。 4位はサバ類であり、103tの漁獲があった。このうち三浦地区で39t、伊豆地区で38tを漁獲した。
 昨年同期(平成12年7月)と比較すると、漁獲が増加したものは、いなだ、カタクチイワシ、マアジ、スルメイカ、じんだ等であった。減少したものは、マイワシ、サバ類等であった。

ブリ情報

 7月に漁獲されたブリの合計は161tであり,いなだが最も多く124tの漁獲があった。 このうち、三浦地区で115t(全体の93%)漁獲された。わかしは34t漁獲され、このうち西湘地区で16t漁獲された。 ブリは411kg漁獲され、このうち伊豆地区で379kg(全体の92%)漁獲された。

地区別概要



西湘地区:マアジを主体に,前月の119tを上回る121tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(217t)比の約6割に減少したが、一昨年同月(91t)比では約1.3倍に増加した。 マアジの漁獲量は前月(59t)の約半分に減少したが、前年同月(18t)比では約1.7倍に増加した。 また、一昨年同月(27t)比では約1.1倍に増加した。 わかしの漁獲量は前月(2.3t)の約6.8倍に増加し、前年同月(8.8t)比でも約1.8倍に増加し、 一昨年同月(1.1t)比でも約14.3倍に増加した。じんだの漁獲量は前月(14.9t)とほぼ同じであり、 前年同月(1.9t)比では約8倍に増加し、一昨年同月(11t)比でも約1.4倍に増加した。

湘南地区:マイワシを主体に,前月の125tを上回る237tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(301t)比の約8割に減少した。マイワシの漁獲量は前月(21t)の約5倍に増加した。 前年同月(114t)比では約9割に減少した。 続いて漁獲の多かったカタクチイワシの漁獲量は、前月(68t)の約8割に減少したが、 前年同月(31t)比では約1.8倍に増加した。

三浦地区:いなだを主体に,前月の386tを下回る272tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(212t)比で1.3倍に増加した。いなだの漁獲量は前月(97t)に比べて約1.2倍に増加した。 前年同月(3.9t)比では約30倍に増加した。

金田湾地区:カタクチイワシを主体に,前月の10tを下回る9.0tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(5.7t)比で約1.6倍に増加した。 カタクチイワシの漁獲量は前月(6.5t)に比べて1.1倍に増加した。 前年同月(0.8t)比では約9.5倍に増加した。

伊豆地区:スルメイカを主体に,前月の303tを上回る351tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(317t)比で約1.1倍の増加であった。 スルメイカの漁獲量は前月(41t)の2.2倍に増加し、前年同月(5.5t)比の約16.3倍に増加した。 続いて漁獲の多かったじんだ漁獲量は、前月(38t)の約1.3倍に増加したが、前年同月(5.7t)比では、8.9倍に増加した。


表・相模湾定置網2001年7月及び2000年7月魚種別漁獲量

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三崎魚市場水揚げ状況(2001年6月30日〜7月29日)

概要

今期の水揚げは、全体で366.4tであり、前漁期の531.5tの3割減であった。 魚種別にみると、ブリが最も多く115.4tであり、前漁期より2割増であった。 次いで、マイワシの77.8tで、前漁期の1/4の水揚げであった。 その他、キンメダイ、メダイ、カマス、マアジ、ソウダガツオ、カタクチイワシ、マサバ、カンパチの順で 水揚量が多かった。 ブリはほとんどが定置網による水揚である。マイワシはまき網による水揚が8割を占めた。 ソウダガツオが大幅に水揚された。 以下に三崎魚市場の水揚量上位10種類を示す。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、底魚釣りがキンメダイの18.7t、メダイが6.9tであった。 沿岸域では、キンメダイ5.2t、カマス3.2tなどであった。 沖合海域は、キンメダイ41.4t、メダイは19.8tで、その他は低水準であった。

定置網:定置網漁は、全体で186.6tであり前漁期の1.2倍の水揚げであった。 水揚げが最も多いのはブリの114.5t、次いでマアジ14.6t、マイワシ11.7t、カマス11.2tなどであった。 マイワシの水揚が前漁期に比べ大幅に増加した。

刺し網等:ハギ396kg、タコ384kg等の水揚げであった。

その他:マイワシ66.1t、カンパチ1.5t等であった。マイワシはまき網による水揚げである。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ  マサバ  ゴマサバ  マアジ  ブリ  キンメダイ  メダイ

さば類水揚げ情報

長井町漁協でのさば類の水揚げは、7月期は363.8tであったが、6月期はたもすくいによる水揚げが減少し、208.6tであった。 定置網及びサバ釣り船の漁獲が増加したが、たもすくいが大きく減少したことによる。

みうら漁協松輪支所でのマサバの水揚げは、前月に引き続き沿岸サバ釣りにより174.6tであった。


単位はトン
長井
松輪
漁期 マサバ ゴマサバ 合計 マサバ
2001年7月
44.0
164.5
208.6
174.6
2001年6月
34.5
329.3
363.8
123.4
増減
+9.6
-164.8
-155.2
+51.2

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