神奈川県水産総合研究所

2001年4月


漁海況月報


2001-04-452


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海況

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黒潮:

黒潮の流型

遠州灘沖合の冷水域を迂回した黒潮は、伊豆諸島の東側をS字型に蛇行して上旬は流れた。 この蛇行は、4月中旬以降、南に移動して直進したため、黒潮の内側域は拡がり、 黒潮の反流は房総沖から西に流れるパターンであった。

「一都三県漁海況速報」による4月の黒潮流路

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相模湾:

三崎の水温は、13〜15.5℃の変化で、17日から21日にやや高温となった。 4月全般には概ね平年と同様の水温上昇であり、下旬がやや低めで経過したが、 昨年に見られた様な低温傾向ではなく、単調であった。

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漁況

定置網:(2001年4月1日〜30日)

概要

神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。 今月の標本漁場数は前月と比べて、西湘地区で1漁場増加,湘南地区で1漁場減少、三浦地区で1漁場減少,金田湾地区は変わらず、 伊豆地区で1漁場増加した。総数は31であった。4月の総漁獲量は721tで、前月の460tと比べて57%増加した。
地区別の総漁獲量は前月と比べて,西湘地区は16%増加、湘南地区は2.7倍に増加、三浦地区は3倍に増加、 金田湾地区は7.3倍に増加、伊豆地区は横ばいであった。湘南地区が269tと最も多く、続いて伊豆地区が182tであった。 最も漁獲量が多かった魚種はマアジであり、423tの漁獲があった。このうち、湘南地区で208t、西湘地区で115tを漁獲した。 2位はブリで89tであった。このうち伊豆地区で70t、三浦地区で14tを漁獲した。3位はカタクチイワシであり、25tであった。 このうち湘南地区で10t、西湘地区で6tを漁獲した。4位はマイワシであり24tの漁獲があった。このうち湘南地区で22tを漁獲した。 昨年同月(2000年4月)と比較すると、漁獲が増加したものはマアジ、ブリ、マイワシであった。 横ばいはボラ、スルメイカであり、減少したものがカタクチイワシ等であった。

ブリ情報

4月に漁獲されたブリは89tであり,ブリが最も多く55tであった。次いでワラサが22tであった。 地区別では伊豆地区が最も多く、全体の78%を漁獲した。内訳は、ブリが51t、ワラサが18tであった。 次いで漁獲量が多かったのは三浦地区で、ブリが1t、ワラサが2.4t、イナダが11t漁獲された。 西湘地区ではブリが2.6t、イナダが1t漁獲された。

地区別概要


西湘地区:マアジを主体に,前月の148tを上回る172tが漁獲された。 総漁獲量は前年同月(148t)比で16%の増加であり、一昨年同月(137t)比でも26%の増加であった。 マアジの漁獲量は先月(94t)よりも22%増加し、前年同月(57t)比では2倍の増加であった。 また、一昨年同月(58t)比でも2倍に増加した。 タチウオの漁獲量は先月(1.6t)よりも4.9倍に増加したが、前年同月(21t)比では62%減少し、一昨年同月(17t)比でも53%減少した。 ブリは2.6t(335尾)漁獲され、ワラサは0.7t、イナダが1t漁獲された。ブリ合計では4.3tの漁獲があった。

湘南地区:マアジを主体に,前月の99tを上回る269tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(45t)比で6倍の増加であった。 マアジの漁獲量は先月(29t)よりも7.2倍増加し、前年同月(1.4t)比では149倍の増加であった。

三浦地区:マアジを主体に,前月の30tを上回る91tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(21t)比で4.3倍の増加であった。 マアジの漁獲量は先月(5.8t)よりも7.6倍増加し、前年同月(0.9t)比では49倍の増加であった。 ブリは1.1t漁獲され、ワラサは2.4t、イナダが10.7t漁獲された。ブリ合計で14.3tの漁獲があった。

伊豆地区:ブリを主体に,前月の182tと同量の182tが漁獲された。総漁獲量は前年同月(340t)比で46%の減少であった。 マアジの漁獲量は先月(52t)と同量であり、前年同月(158t)比では1/3に減少した。 ブリは51t(6,524尾)漁獲され、ワラサは18t、イナダが0.9t漁獲された。 ブリ合計では70tの漁獲があり、前年同月(30t)比2.3倍の漁獲があった。

表・相模湾定置網2001年4月及び2000年4月魚種別漁獲量

三崎魚市場水揚げ状況(2001年4月1日〜4月30日)

概要

今期の水揚げは、全体で202.6tであり、前漁期の152.3tの3割増であった。 魚種別にみると、マアジが最も多く64.7tで、前漁期の1.5倍であった。 次いで、ゴマサバの35.4tで、前漁期の1.5倍の水揚げであった。 その他、キンメダイ、メダイ、ブリ、ダツ、スズキ、カタクチイワシ、カンパチ、マダイの順で水揚量が多かった。 総じて前漁期の水揚を上回る魚種が多かった。 以下に三崎魚市場の水揚量上位10種類を示す。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種
 

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、サバ釣りがゴマサバ5.2tで前漁期の1/3、 底魚釣りがキンメダイの11.9t、メダイが4.2tであった。 沿岸域では、ゴマサバ7.7t、ダツ6.5t、キンメダイ4.4tなどであった。 沖合海域は、キンメダイ15.6t、メダイは14.6tで前漁期よりやや増加、その他は低水準であった。

定置網:定置網漁は、全体で97.1tであり前漁期の1.5倍の水揚げであった。 水揚げが最も多いのはマアジの64.3t、次いでブリの8.4t、スズキの3.4tなどであった。 マアジは前漁期の1.5倍の水揚であった。

刺し網等:クロダイ402kg、ヒラメ309kg等の水揚げであった。

その他:カンパチ1.5t、マダイ0.8t等であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です。

マイワシ マサバ ゴマサバ マアジ ブリ キンメダイ メダイ 

さば類水揚げ情報

長井町漁協でのさば類の水揚げは、3月期は363.5tであったが、4月期はたもすくいによる水揚げが増加したことにより、 421.4tであった。
漁期 マサバ ゴマサバ 合計
2001年4月
6.8
414.6
421.4
2001年3月
3.8
359.8
363.6
増減
+3.1
+54.8
+57.8

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