神奈川県水産総合研究所

2001年1月


漁海況月報


2001-01-449


海況  黒潮  相模湾

漁況  定置網水揚  三崎魚市場水揚  三崎主要魚種月別水揚グラフ

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海況

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黒潮:


黒潮の流型

遠州灘沖合の冷水域を迂回した黒潮は、八丈島の東を北上した。 しかし、20日頃黒潮の蛇行部が北上し、黒潮反流が発達して、伊豆諸島北部から相模灘への暖水波及が顕著であった。

「一都三県漁海況速報」による1月の黒潮流路


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相模湾:

三崎の水温は、月初め17℃で始まり、その後徐々に水温は下降した。 しかし、20日頃からの暖水波及に伴い、三崎では22日に急激に昇温して、19℃となった。 これは、平年より4℃も高く、相模湾沿岸域に急潮が起こり、定置網に被害が発生した。


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漁況(2001年1月1日〜31日)

定置網:

概要

神奈川県内と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。 今月は冬季休業中の漁場が各地区にみられ、標本漁場数は前月と比べて、西湘地区で1,湘南地区で2、三浦地区で2,金田湾地区で1、伊豆地区で2漁場減少した。 総数は25であった。 1月の総漁獲量は190tで、前月の353tと比べて0.54倍に減少した。
地区別の総漁獲量は前月と比べて,西湘地区が0.39倍、湘南地区が0.74倍、三浦地区が0.98倍、金田湾地区は操業なし、伊豆地区が0.52倍であった。 伊豆地区が100tと最も多く、続いて三浦地区が39tであった。 最も漁獲量が多かった魚種はスルメイカであり、42tの漁獲があった。 このうち、伊豆地区で35t、西湘地区で4.7tを漁獲した。 2位はサンマで20tであった。 このうち伊豆地区で19t、西湘地区で0.8tを漁獲した。 3位はマアジであり、17tであった。 このうち伊豆地区で12t、他の3地区で1〜2tを漁獲した。 4位はタチウオであり15tの漁獲があった。 このうち西湘地区で10tを漁獲した。
 昨年同期(2000年1月)と比較すると、漁獲が増加したものはスルメイカ、サンマ、タチウオ、フグ類、マンボウであった。 特にサンマは12倍の増加であった。 横ばいはマアジ、マイワシであり、減少したものがスズキ、さば類、カタクチイワシ、キントキダイ等であった。 特にキントキダイは昨年同月、例年になく多く漁獲されたが、今月は0.2tに満たなかった。

ブリ情報

1月に漁獲されたブリは4.8tであり,イナダが最も多く4tであった。イナダは三浦地区で3.8t漁獲された。 ブリとワラサはあわせて0.8t漁獲され、このうち伊豆地区で0.5t漁獲された。

地区別概要

西湘地区:タチウオ、フグ類、スルメイカを主体に,前月の92tを下回る36tが漁獲された。 総漁獲量は昨年同月(39t)並みであり、一昨年同月(82t)を下回った。 タチウオの漁獲量は前月(18t)を下回った。 しかし昨年および一昨年同月と比べて(0.8t、0.05t)大幅に増加した。 フグ類の漁獲量は前月(15t)を下回った。 しかし、昨年および一昨年同月と比べて(1.0t、0.8t)大幅に増加した。 スルメイカの漁獲量は前月(5t)を上回った。 また昨年および一昨年同月と比べて(1.5t、0.9t)大幅に増加した。

湘南地区:マイワシ、カタクチイワシ、マアジ主体に、15tの漁獲があったが、前月と比べて0.79倍に減少した。 これはフグ類、タチウオ、ウスバハギ等の漁獲が減少したことによる。 昨年同期と比較すると、1.4倍に増加したが、これはマアジ、イワシ類の増加による。 しかしタチウオは0.2倍に減少した。

三浦地区:スズキ、マイワシ、タチウオ主体に39tを漁獲した。 前月と比べて横ばいであった。 マアジの減少を、マイワシがおぎなった。 昨年同期と比較すると、2.1倍の増であった。 スズキは減少したが、マイワシ、タチウオ、カタクチイワシ等が増加した。

伊豆地区:スルメイカ,サンマ、マアジ主体に,前月並みの100tが漁獲された。これは昨年同月お及び一昨年同月(105t、93t)並であった。 スルメイカの漁獲量は前月(24t)を1.5倍上回った。 また昨年および一昨年同月(24t、4t)を上回った。 1月に20tものサンマが漁獲されたのは近年では珍しい現象であった。 マアジは前月の0.75倍に減少し、昨年および一昨年同月(16t、14t)を下回った。

表・相模湾定置網2001年1月及び2000年1月魚種別漁獲量


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三崎魚市場水揚げ状況(2001年1月1日〜1月31日)

概 要

今期の水揚げは、全体で70.2トンであり前漁期の121.8トンから減少した。 魚種別にみると、ゴマサバが最も多く20.4トンであった。 次いでスズキの9.5トンで前漁期の1/2の水揚げであった。 その他、キンメダイ、ブリ、メダイ、カタクチイワシ、マアジ、カンパチ、マダイ、ナマコの順で水揚量が多かった。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船は、サバ釣りがゴマサバ20.2トンで前漁期の約70倍、底魚釣りがキンメダイの0.8トンで前漁期の1/20であった。 沿岸域では、ダツ0.8トン、キンメダイ0.3トンなど全体的に水揚が少なかった。 沖合海域は、キンメダイ7.2トンで前漁期より半減、メダイは2.9トンの水揚げ、その他は低水準であった。

定置網:定置網漁は、全体で23.9トンであり前漁期の2/3の水揚げであった。 水揚げが最も多いのはスズキの9.5トン、次いでブリの3.6tトン、マアジの2.4トン、カタクチイワシの2.2トンなどであった。 その他は低水準であった。

刺し網等:カレイ547キロ、ナマコ469キロ等の水揚げであった。

その他:カンパチ2.0トン、マダイ1.2トン、ブリ1.0トン等であった。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量

三崎魚市場主要魚種月別漁獲量グラフ

三崎魚市場の主要魚種の月別水揚量の推移です

マイワシ マサバ ゴマサバ マアジ ブリ キンメダイ メダイ 


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