神奈川県水産総合研究所

2000年12月


漁海況月報


2000-12-448



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海況

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黒潮:

黒潮の流型

遠州灘沖冷水域は11月下旬から縮小し、12月上旬の黒潮は、八丈島付近を北東流した。 その流路は、次第に北向きに変わり、伊豆諸島沿いに北上し、下旬にはS字型となって、三宅島から房総半島沿いに流れた。

「一都三県漁海況速報」による12月の黒潮流路



相模湾:

三崎の水温は、沖合からの暖水波及により月初め18℃で経過し、その後徐々に水温は下降した。20日前後に2℃の昇降温があり、月末には15℃となった。高温の昨年に似た変動を示しており、12月全般としては、平年よりやや高めで経過した。


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漁況(平成12年12月1日〜31日)

定置網:

概要
神奈川県内各定置漁場と伊豆東岸地区の魚種別漁獲量上位10種をに示した。標本漁場数は前月と比べて、湘南地区で1漁場減少したため、総数は33であった。12月の総漁獲量は353tで、前月の580tと比べて0.61倍に減少した。
地区別の総漁獲量は前月と比べて,西湘地区が0.32倍、湘南地区が0.33倍、三浦地区が0.72倍、金田湾地区が1.1倍、伊豆地区が1.1倍であった。伊豆地区が193tと最も多く、続いて西湘地区が92tであった。最も漁獲量が多かった魚種はサバ類であり、61tの漁獲があった。このうち、伊豆地区で37t、西湘地区で22tを漁獲した。2位はフグ類で、36tであった。このうち伊豆地区で17t、西湘地区で15tを漁獲した。3位はスルメイカであり、30tであった。このうち伊豆地区で24tを漁獲した。4位はタチウオであり、28tの漁獲があった。このうち、西湘地区で18tを漁獲した。

ブリ情報

12月に漁獲されたブリは2tであり,親ブリが最も多く1.2tであった。このうち伊豆地区で1.1tを漁獲した。

表・平成12年12月地区別魚種別漁獲量

地区別概要

西湘地区:サバ類,タチウオ、フグ類を主体に,前月の284tを下回る92tが漁獲された。過去2年間と比較すると、総漁獲量は昨年同月(138t)を下回り一昨年同月(156t)も下回った。サバ類の漁獲量は前月(33t)を下回ったが,昨年同月(6.3t)および一昨年同月(4.8t)を上回った。タチウオの漁獲量は前月(18t)並であり、昨年同月(29.7t)を下回り,一昨年同月(5.8t)を上回った。フグ類の漁獲量は前月(36t)を下回り,昨年同月の8tおよび一昨年同月の7tを上回った。

湘南地区:マルアジ(4t),ウスバハギ,フグ類主体に19tの漁獲があったが、前月と比べて0.33倍に減少した。これはマルアジ,タチウオ、ウルメイワシ等が減少したことによる。湘南地区では、標本漁場数が昨年同月に比べて大幅に増加したため、過年度との比較は行わなかった。

三浦地区:スズキ、マアジ、タチウオ主体に40tを漁獲したが,前月と比べて0.72倍に減少した。これは,スズキが16tと前月(5.8t)に比べ増加したものの、ソウダガツオ類,サバ類が大きく減少したことによる。三浦地区では、標本漁場数が昨年同月に比べて大幅に増加したため、過年度との比較は行わなかった。

金田湾地区:スズキ,マアジ等8.1tを漁獲した。

伊豆地区:サバ類,スルメイカ,カタクチイワシ主体に,前月の175tを上回る193tの漁獲量であった。これは昨年同月(192t)並であり,一昨年同月(223t)を下回った。サバ類の漁獲量は37tであり、昨年同月(16t)を上回り,一昨年同月(54t)を下回った。スルメイカの漁獲量は24tであり、昨年同月(20t)をやや上回り,一昨年同月(1.4t)を大きく上回った。カタクチイワシの漁獲量は22tであり、昨年同月(12t)を上回り,一昨年同月(28t)をやや下回った。

小田原魚市場における魚体長測定結果
西湘地区におけるマアジ漁獲量は,11月の37tに比べて,2.2tと大きく減少した。12月に漁獲されたマアジの体長(尾叉長)は,11月と同様14cmの個体の割合が最も多かったが、13cm以下の小型個体の割合は,12月が多かった。

グラフ・平成12年12月及び11月のマアジ体長測定


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三崎魚市場水揚げ状況(平成12年11月27日〜12月31日)
概 要

今期の水揚げは、全体で121.8tであり前漁期の113.9tからやや増加した。魚種別にみると、キンメダイが最も多く38.8tで、水揚げ全体の1/3を占めた。次いでスズキの19.0tで前漁期の7倍の水揚げであった。その他、メダイ、マアジ、マイワシ、ダツ、カンパチ、マサバ、ブリ、スルメイカの順で水揚量が多かった。
以下に三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種を示す。

表・三崎沿岸魚市場の水揚量上位10魚種

釣り:伊豆諸島方面を中心に操業する船では、底魚釣りがキンメダイの20.3t、メダイの2.0tであった。 キンメダイは前漁期の3倍の水揚げであった。沿岸域では、ダツ4.1t、キンメダイ3.2t、マサバ2.1t、ゴマサバ1.7tの水揚げがみられた。 沖合海域は、キンメダイ15.2tで前漁期よりやや減、メダイは7.5tの水揚げ、その他は低水準であった。

定置網:定置網漁は、全体で36.2tであり前漁期の3/4の水揚げであった。 水揚げが最も多いのはスズキの18.9t、次いでマアジの4.8t、タチウオの1.0tであった。その他は低水準であった。

刺し網等:ナマコ1126kg、メジナ345kg等の水揚げであった。

その他:マイワシ5.0t、カンパチ3.4t、ブリ2.0t、マダイ2.0t等であった。マイワシの漁獲は巻網によるものである。

表・三崎沿岸主要釣漁業魚種別水揚量


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