定置網漁の一日


 

神奈川県で定置網というと相模湾が主ですが、東京湾側にも5ヶ統(許可数)あります。今回は4月26日に横須賀の金田湾、賀利屋漁場のかりや丸さんの船に乗船して、定置網漁とはどういうものかを見学しました。

漁場の位置定置網見取図


かりや丸さんの母港である北下浦(きたしたうら)漁港は国道134号線沿いにあります。夏は海水浴でおなじみの三浦海岸の近くです。この日は朝4時半に出港しました。当然日の出前です。市場が始まる前に魚を荷揚げしないといけないので、定置網漁の朝は早いです。

漁場へ向かう船長

漁場までは10分ほどで着きます。10人程が2隻に分かれて向かいます。


賀利屋漁場全景

賀利屋漁場の定置網は、猪口網(ちょこあみ)式いわし定置網です。


ネットホーラー1ネットホーラー2

漁場に着くと、1隻は網揚げの終了地点で待機、もう1隻は端から網をたぐり寄せ、魚を追い込みます。網をたぐり寄せるときに使うのがネットホーラーです。船の横側の前と後ろに1つずつあります。ネットホーラーとは2つのゴムの滑車の間に網を挟み込んで、機械の力でたぐり寄せる漁具です。


網揚げ作業1網揚げ作業2網揚げ作業3

前と後ろのたぐり寄せるスピードをタイミング良く合わせて網を揚げていきます。


近づいた2隻東電久里浜

30分ほど網を揚げると、2つの船が近づきます。もう100Mくらい進んだでしょうか、後ろを見ると久里浜の東電が見えます。


いわしを追い込むいわしをすくうマイワシ

まず、水面をたたいて、大きな魚を沈めて、浮いているイワシを網ですくいます。マイワシカタクチイワシが獲れますが、これらはカツオ釣りの餌に使われるため、イケスに蓄養しておきます。


さかなすくい1さかなすくい2たまった魚

イワシを取り揚げたあと、網を全てたぐりよせて、全ての魚を取り揚げます。


選別作業アジとコノシロ

取り揚げた魚を船上で魚を選別します。この時期はマアジコノシロが中心です。他にもスズキ、アオリイカ、タチウオクロダイなどが漁獲されます。


後かたづけ元通りの網帰港出荷準備

全ての魚を取り揚げたあと、網を元に戻して、帰港します。すぐに水揚げして、出荷します。


船片づけ北下浦港全景

この日は日中雨が降るとのことだったので、小船を浜にあげて作業終了です。かりや丸のみなさんありがとうございました。


  

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