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どんな魚が獲れた?!

相模湾では、時季により様々な魚たちが水揚されています。相模湾で今何が獲れているのかを皆様に知っていただくため、このコーナーでは、魚市場(小田原〜真鶴)に揚がる旬の魚たちを紹介していきます。

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どんな魚が獲れた?!(小田原〜真鶴編)(最新)
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その77〜 2009年10月13日 小田原魚市場 〜

愛知県から上陸した台風は、各地に大きな被害をもたらし過ぎ去って行きました。神奈川県も例外ではなく、水産関係では、特に平塚〜横須賀の相模湾側で甚大な被害をもたらしました。満潮と高潮が合致してしまい、そこに台風による風と波、海抜の低い位置にある漁港や漁村が大きな被害にあってしまいました。1日も早い復旧を祈念しております。

西湘地域では、伊豆半島の影になったのでしょうか。風や波も比較的に強くなく、幸いにも大きな被害は無かったようです。各定置網は、台風18号が通り過ぎた9日には、網入れをし、操業を行なった漁場もありました。

操業を再開し、連休明けの本日は、どのような魚が獲れているでしょうか?

イサキの子

やはり、台風の申し子?ゴッソリが大漁です。どの定置網でもゴッソリだらけです。

10月25日に小田原魚市場で開催される「うお市場まつり」では、この小イサキで作る特製の薩摩揚げを小田原市漁協女性部が販売する予定ですので、是非、食べてみてください。

カンパチ

カンパチの子供、ショウゴもかなり多く獲れていました。小さくてもカンパチ、そのおいしさは、抜群です。寿司屋の地魚ネタにも名を連ねるのではないでしょうか。

カンパチ

こちらは少し大きめのカンパチの子供、活き締めしてあります。〆がその証。この〆カンパチは、高級寿司屋に並ぶのでしょうか?

イボダイ

ゴッソリに次いで目を引いたのは、イボダイです。今年は、このイボダイが多く獲れています。しかも、手頃なサイズ。塩焼きは、格別のおいしさですが、新鮮であれば刺身もおすすめです。また、干物にすると旨味が増し、最高です。是非、小田原のイボダイを食べてみてください。

マアジ

定置網では、少しですがマアジが獲れていました。また、大磯の定置網では、まとまって獲れていました。今年は、マアジが少なかったのですが、年末へ向けてラストスパートといきたいですね。期待を込めてマアジよ来い。

カイワリ

こちらは、アジの中でも格が違うアジ、カクアジことカイワリです。各定置網で、少しですが獲れていました。小田原では、カイワリのことをカクアジと呼んで珍重しています。刺身良し、塩焼き良しと料理を選ばないおいしさ。小田原に来たら、カクアジを食べて帰るべし!食べないと後悔するかもしれませんよ。

ブリ

真鶴にある定置網では、ワラサが少し獲れていましたが、その中にいました。10kgを超えるブリです。これだけの個体は中々お目にかかれません。

チダイ

こちらは、秋に咲いた桜、ハナダイことチダイです。小田原と二宮の定置網で多く獲れていました。やはり、赤い魚が揚ると市場も一段と華やぎます。

コウイカ

こちらは、コウイカです。夏は、東京湾などで新子と呼ばれて珍重される高級イカです。肉厚な身は、刺身すると甘味も感じ、とてもおいしいイカです。天ぷらでも最高です。

カワハギ

台風18号通過後、一気に増えたのがこのカワハギです。各定置網刺網で大漁です。しかも、魚体も大きく、見ての通りお腹も大きく、肝も大きそうです。これから冬に向かって、このカワハギが期待ですね。

クロシビカマス

釣りの魚も多く揚っています。カツオの他、キンメダイやクロムツの中に…いました。スミヤキです。標準和名のクロシビカマスより、親しみやすいので、スミヤキと呼びますね。皮から身に向かって多くの小骨があるので、食べにくいのですが、味は、絶品です。塩焼きの場合は、背割りして身から皮に向かって食べるようにすると小骨も気にならず食べれます。是非、挑戦してみてください。

クロタチカマス

こちらは、ナガスミヤキこと標準和名クロタチカマスです。この魚を対象にしたスミヤキ漁が始まりましたが、ここにきて、漁獲は少ないようです。この魚も食べ方は、スミヤキと同様、背割りして身から皮に向かって食べるとよいです。この魚を上手に食べれれば、あなたも小田原っ子です!?

ハガツオ

珍しい魚が獲れていました。ハガツオです。カツオ釣りに混じって獲れることがありますが、あまりまとまって獲れません。鮮度低下が早いため、なかなか、都市部では、見けることの無い魚の一つです。でも、とてもおいしく、鮮度が良ければ刺身は、一番のおすすめ。是非、食べてみて欲しい魚です。

さて、活魚売場に向かったのですが、活気づいています。

ヒラメ

その原因は、このヒラメの大漁です。ヒラメを対象にした刺網の解禁は、まだ先ですが、すでに解禁したかのような大漁です。この時期のヒラメの大漁は珍しいのではないでしょうか。

マハタ

ヒラメ以外も魚種が豊富です。こちらは、マハタ。最大で1m近くにまで成長する魚で、知る人ぞ知る高級魚。最近、このマハタを含め、ハタの仲間が刺網や釣りなどで水揚げされ、目にする機会が増えたように感じます。

オニオコゼ

こちらは、オニオコゼです。こちらも高級魚。毒を持った棘には気をつけなければいけませんが、この魚の唐揚やお造りは、高級料亭でしか食べれない一品。私のような庶民には、到底口には入りません…ね。

クルマエビ

お!久しぶりに見ました。天然のクルマエビです。もはや幻の天然エビと言っても過言ではないでしょう。昔は、この相模湾でも多く獲れたそうですが、山林の荒廃や河川環境の悪化、土砂供給の減少などで砂浜域の減少や底質のヘドロ化、硬化が起こり、これらの原因などで減ってしまった代表種ともいえます。このクルマエビのような生物が増えることが、山と海、そしてそれを繋ぐ川の健全化の指標となるのではないかと考えています。

アワビ

高級食材の代表種、アワビも潜り漁で獲れています。しかし、アワビ漁は、今月いっぱいで終漁です。11〜12月は、産卵期保護のため、神奈川県内は、全面禁漁となります。

相模湾産天然アワビを食べたい方は、今月中に食べてください。

活魚水槽内を泳ぐヒゲダイとコショウダイ

活魚水槽を覗くとめったに見れない光景が広がっていました。ヒゲダイとコショウダイが、大量に泳いでいます。2種とも珍しい魚ではないのですが、ヒゲダイが、こんなにたくさん獲れて泳いでいる光景は、初めて見ました。

ヒゲダイもコショウダイも共にイサキの仲間です。ですので、とてもおいしい魚。一般には知られていない魚たちですが、こういった魚を紹介していくのも当ページの役割だと思っています。

ヒゲダイ

このヒゲダイ、実は、私の大好きな魚の一つです。

食べたことはないので、食材としての好きではなく、魚として好きなのですが、この魚との出会いは最近で、私が内水面試験場に勤めていた時の調査で出会いました。

相模川河口域でアユの稚魚の調査をしている際、全身黒いがヒレの一部が透明の魚を捕獲しました。(その際のヒゲダイは、内水面試験場の淡水魚図鑑に掲載されてます。こちらからどうぞ。)調べたところそれは、ヒゲダイの幼魚でした。しばらく飼育していたのですが、死んでしまい残念だったのですが、幼魚のうちは、枯葉か海藻の欠片かに擬態しているかのような動きをし、すっかり、魅せられてしまったのです。

そのヒゲダイ、今度は、是非、食の方で挑戦したいと思っています。


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