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平成18年定置網漁模様の上半期経過と下半期見通し
「協議機関」
神奈川県水産技術センター相模湾試験場
神奈川県水産技術センター
静岡県水産試験場伊豆分場


上半期(1〜6月)の経過

概要: マアジは平年をやや下回った。いなだ,さば類,カタクチイワシが好調であった。

 表1に平成18年1〜6月における相模湾の地区別,魚種別漁獲量を示した。表2に平年値(過去5年間の平均)を示した。総漁獲量は8,942tであった。平年の1.2倍であった。最も漁獲量が多かったのはカタクチイワシで3,529tであった(平年の1.5倍)。次に漁獲量が多かったのはさば類であり2,376tであった(平年の1.7倍)。次いでマアジが1,729t(平年の0.88倍)、ブリが295t(平年の1.2倍)であった。銘柄ぶりの漁獲量は68t(平年の0.72倍)であり,近年の低水準を脱しなかった。銘柄わらさも29t(平年の0.3倍)と不振であった。しかし銘柄いなだが197t(平年の4.7倍)と特異的な大漁であった。
この他スルメイカが214t(平年の1.6倍),マイワシが105t(平年の0.55倍),スズキが92t(平年の1.2倍),ウルメイワシが56t(平年の1.7倍),ホウボウが55t(平年の3.3倍),アカカマスが39t(平年の0.67倍)等となっている。


表1 平成18年1〜6月の地区別魚種別漁獲量
表1




表2 平年(過去5年間平均)の地区別魚種別漁獲量
表2



下半期(7〜12月)の見通し

ブリ
 今期、漁獲の中心となるわかしの漁獲量がきわめて少ないことから、伊豆・西湘合わせて20トン以下であろう。ただし、いなだ、わらさの10トンを超える特異的な入網もあるため、その場合、漁獲量は予測を大きく上回る。

マアジ
 本年下半期の来遊水準は,漁獲の中心となる0歳魚の漁獲量がきわめて少ないことから,相模湾全体として前年を下回る。漁獲量は西湘地区60トン、湘南+三浦地区100トン、伊豆地区100トン(1歳40トン+0歳60トン)計260トン程度と見込まれる。

サバ類
 ゴマサバ0歳(2006年級群)、1歳(2005年級群)は少なく、2歳魚(2004年級群:28〜36cm)を主体に漁獲され、3歳魚以上は少ない。漁獲量の推定から、西湘地区のサバ類漁獲量は650トン、伊豆地区は750トン、あわせて前年をやや下回る1,400トン程度と見込まれる。マサバは2歳魚(2004年級群)主体にゴマサバに混獲される程度であろう。

マイワシ
 2006年級群の産卵量は近年で最低の2002年並で2005年級群を下回ると考えられることから、漁獲対象は1歳魚主体で0歳魚が混獲されるであろう。漁獲量は太平洋系群資源尾数との関係から西湘・湘南・三浦で100トン以下と見込まれている。

カタクチイワシ
 2006年級群の産卵量は過去3年間の値を下回り、現在の高水準期の中ではやや少なかった。資源水準は依然として高いものの、今漁期の主体となる0歳魚(2006年級群:被鱗長5-10cm)は少ないと考えられる。下半期は0歳魚主体に1歳魚(2005年級群:10〜13cm)が混獲され,神奈川県の漁獲量は前年同期(1521t)をやや下回ると予測される。

※魚種毎に予測の表現,対象地区などが異なります。



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