普及指導部
業務概要
普及指導部では、管内の農業者に農業技術に関する指導・情報提供を行っています。
普及管内概要
当普及指導部は、平塚市、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、寒川町、大磯町、二宮町、愛川町、清川村の11市4町1村(但し、普通作・養蚕は全県)を管内としています。北部に丹沢山塊、東北部に相模台地と愛甲台地、西部は丘陵地で中央部に相模川や金目川の沖積地が開けています。
気象状況は、年平均気温はおよそ14〜15℃と比較的温暖で、年平均降水量は1,625mm(平塚市)です。
交通は至便で、都心から50〜70km圏にあり大消費地に近く、JR東海道線、小田急線、東名高速道路、国道1号・246号・129号線等が縦横に走っています。
都市化の進展に伴って農耕地の減少、労働力の高齢化、経営の兼業化がみられますが、沖積地帯を中心とした水稲をはじめとして、野菜、果樹、花きの園芸作物、酪農、養豚の畜産業、中山間地には茶等、本県の全ての経営形態を網羅した有数の農業地帯となっています。
農産物の流通は様々ですが、市場流通の他に、常設直売、イベント直売、朝市、青空市など多様な直売所が数多く見受けられ、新鮮な野菜、果樹など多くの農産物が直売所の店頭をにぎわせています。
管内の農産物
作物さとじまんを中心とした良質米の生産が行われています。高齢化、都市化に伴い、農作業受委託が進み、各地に育苗センターやライスセンターが稼働して、低コスト化と省力化が図られ、生産性の高い水田営農を推進しています。水田転作は、露地野菜が中心で、平塚市ではサトイモを取り入れたブロックローテーションによる集団転作が積極的に進められています。
加工
農業経営に積極的に参画し女性のもつ感性と能力を活かし、パートナーシップを発揮するために、様々な学習活動を積み上げていくことが望まれています。快適で安全な農作業環境の整備や農産物の付加価値による加工活動への取組みなど、農業経営に意欲的に取組む女性農業者等を支援し組織化を進めています。あわせて都市の中の農業をPRし、農村生活文化を伝えるなど、地の利を活かした生産者と消費者の交流を進めています。
野菜
地域の特性を活かし古くから産地化が進んでいます。指定産地品目としては、平塚のキュウリ、湘南の冬トマト、藤沢の春キャベツなどがあります。露地野菜では、ホウレンソウ、サトイモ、ネギ、キャベツ、ブロッコリー、スイートコーンなどの作付けが多く、その他様々な品目が栽培されています。施設野菜では、キュウリ、トマト、イチゴ、メロン等の栽培が盛んです。出荷販売は、県内市場に出荷されるほか、最近では共同販売、個人直売、契約販売等の市場外販売も増えてきています。
果樹
ミカンは主に伊勢原市、秦野市、大磯町、二宮町の丘陵地で栽培され、大津四号、青島への更新、ハウス栽培、断根マルチ栽培の導入が行われています。落葉果樹は、ナシ、ブドウ、カキ、クリ、キウイフルーツなどが栽培されています。ナシは幸水、豊水を中心に早生種の導入の動きが活発で、ブドウは伊勢原を中心に巨峰、藤沢市で作出された藤稔、紅義等が有名なほか、各地で大粒種の人気があります。販売方法は、ミカン、キウイフルーツを除いて直売(庭先売り、地方発送)が盛んです。ナシ、ブドウ、ミカンではもぎ取りも行われており、ミカンのオーナー制は消費者にも好評です。
花き
管内の花き生産の歴史は古く、施設栽培は大正中期から始まっています。主な作目はバラ、カーネーション、スイートピー、露地花、シクラメン、花壇苗などで、県下の主要産地になっています。バラでは、ロックウール栽培など先進的な技術の導入が進んでいます。スイートピーでは、品種改良が盛んに行われており、オリジナリティがある品種が育成されています。花壇苗では、藤沢市などでパンジーのポット苗生産が盛んです。これらは、市場出荷の他、直売も行われています。植木は、藤沢市を中心に産地が形成され、家庭樹や緑化樹、グランドカバー類の生産が行われています。コニファー類のポット栽培の生産も伸びています。