神奈川県水産技術センター 内水面試験場

小田原メダカって何だ?  2001.8.5 小田原市役所 講演内容より

「メダカ」はどんな魚?
・体長3cm程度の小魚
・世界一方言の多い魚(5000)で、北海道を除く日本各地と中国、朝鮮半島、台湾が自然分布
・地理的変異〜北日本集団と南日本集団(さらに9集団に分類)
・水田やゆるやかな小川で群をなす。
・雑食性で何でも食べる 
  ・♂♀に違い
  ♂ しり鰭が大きく、しり鰭と背鰭の後部に切れ込み
    ♀ しり鰭が小さい。産卵期にはお腹が膨れる。
・産卵期は春から夏。環境が良いと毎日産卵する。
・産卵時間は早朝。♂と♀ペアで産卵する。
・産卵数は30個前後。♀は卵を水草等に産み付ける。卵径は1.2mm前後。
・卵は10日前後でふ化(25℃)
・ふ化仔魚は体長5mm程度。早くて3ヶ月で親になる。
・寿命は自然水域では1〜2年

「メダカ」っていなくなったの?
・全国的に減少している。環境庁のレッド・データ・ブックでは「絶滅危惧種b」にランク。
・神奈川県で自然生息地が激減し、県の「絶滅危惧種」に指定。
・最近は、県下河川や池で発見されることがあるが、系統は?。
・各地で放流(あなたの放流したメダカの遺伝子は大丈夫ですか?)。
・最近、地元のメダカを保護する活動が活発。地域の系統重視(小田原メダカ、藤沢メダカ等)
・小田原は貴重な在来メダカの生息地。
・メダカが生息している農業用水は、童謡「メダカの学校」の発祥の地。1〜2mの細い流れだが、コンクリート護岸箇所が少なく、生物相が豊富。
・メダカの他にもナマズやスナヤツメ等の希少種の宝庫。地域のシンボルとして保全し、次世代に引き継ぐ必要性。

飼育のポイント
・えさを与えすぎない。
・水を換えすぎない(水槽をあまりいじくりまわさない)。
・病気は予防を重視。

繁殖のポイント
・親魚はたくさん入れない。♂1〜2尾、♀1〜2尾がベスト。
・産卵した水草等はすぐに他の水槽へ
・ふ化した時期が異なる稚魚は別の水槽に収容する。

小田原メダカの禁じ手
・他の地域のメダカ(ヒメダカを含む)と絶対に混ぜない。
・他の地域のメダカの近く(となり合わせの水槽等)で飼わない。
・自然の川や池へ放流しない。。

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