神奈川県水産技術センター 内水面試験場
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神奈川県には、東は多摩川から西は千歳川まで、多くの河川や湖沼が存在し、多様な内水面水域が展開しています。 しかし、急激な都市化に伴う水量の減少、水質の悪化、河川改修による堰や護岸の設置等による環境の変化は、淡水魚の生息域を直撃しました。神奈川県レッドデータ生物調査報告書(神奈川県立生命の星・地球博物館)によれば、絶滅危惧種は30種にも及び、ミヤコタナゴやヤリタナゴのように、自然水域からその姿を消してしまった種さえいます。 内水面試験場では、絶滅に瀕した希少魚を保護し、健全な内水面生態系の復元を目的とした調査研究に取り組んでいます。 その内容は、希少種の分布・生態調査、飼育下における希少種の飼育・増殖技術の確立および自然水域における生息地復元研究です。 その手順は、まず、河川や湖沼を調査して、希少種の現状を把握し、プライオリティの高い種から飼育し繁殖させます。 さらに、増殖技術が確立した種から自然水域へと展開し、放流試験等によって、最終的に自然水域での生息地復元を図ります。 すなわち、希少種をシンボルとして、生物から見た豊かな水域環境の保全・復元を行うものです。 |