コイヘルペスウイルス病(KHV)とは
| 原因(病原体) | KHV(Koi herpesvirus)と呼ばれるウイルス |
| 感受性魚種 | コイ(マゴイ及びニシキゴイ) |
| 症 状 | 行動が緩慢になり、餌を食べなくなりますが、目立った外部症状は少なく、鰓の退色やびらん(ただれ)などが見られます。幼魚から成魚までに発生し、死亡率が高い病気です。 |
| 感染経路等 | 感染したコイとの接触や水を介して別のコイに感染しますが、コイ以外の魚には感染しません。 KHVは、30℃以上では増殖することができないため、ヒトには感染しません。 潜伏期間は18〜25℃においては2〜3週間とされています。水温が低いと長期化する可能性があります。 |
| 発病水温 | KHVの増殖実験では15〜25℃で増殖が認められ、感染実験では18〜28℃で高い死亡率、13℃で死亡なしとの報告があります。水温が15℃未満の低い場合や30℃以上の高い場合のコイの死亡は、KHVが原因でないと思われます。 KHVの増殖実験では15〜25℃で増殖が認められ、感染実験では18〜28℃で高い死亡率、13℃で死亡なしとの報告があります。水温が15℃未満の低い場合や30℃以上の高い場合のコイの死亡は、KHVが原因でないと思われます。 |
| 海外での発生 | 1998年にイスラエルやアメリカでコイの大量死があり、2000年にこれが新しいウイルス(KHV)が原因であると発表されました。その後、ヨーロッパやインドネシアなどでもコイヘルペスウイルス病の発生が確認されました。 |
| 日本での発生 | 2003年に国内で初めて発生しました。その後、養殖場や天然水域等で全国的に発生が報告されています。 |
| 対 策 | KHVの治療薬は販売されていません。 また、自然治癒や昇温処置を施したコイは生残したとしてもウイルスを保有しており、体調不良等で免疫力が低下すると、ウイルスが活性化することが確認されています。このため、汚染水域のコイの持ち出し禁止等KHVの拡散防止が重要です。 |
| 参 考 | 農林水産省: コイヘルペス病に関する情報 コイヘルペスウイルス病の消毒方法について |