アユの養殖現場では冷水病が全国的に発生していますが、診断に時間がかかったり(5日以上)菌が分離されにくいなどのため、対策が困難でした。
内水面試験場では、酵素抗体法を用いることにより、わずか2時間で病原菌の検出が可能となりました。
従来の方法
病気に感染した魚の腎臓などから菌を分離・培養し、病原菌を特定すると共に、薬剤感受性試験(どの薬が有効であるか調べる)を行い、適切な魚病薬の選定をしています。
しかし、この方法では病原菌の特定に早くても5日以上かかり、しかも特定できないケ−スがあるなど冷水病の診断は困難を極めていました。
新しい方法(酵素抗体法)
酵素抗体法は血清と酵素を用いて菌を染色する方法で、冷水病菌が選択的に青く染色されるため、病原菌の分離と培養の必要が無くわずか2時間程度で可能となりました。
しかし、酵素抗体法は菌の検出を目的とする手法であり、冷水病菌の性質を調べるためには従来の方法も平行して行う必要があります。