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チョウザメ類は2〜3億年前に出現し、世界中に分布していましたが、現在ではアジア大陸北部、ヨーロッパ、北米などの北半球にしか見られません。現存する種数は27種前後といわれています。チョウザメとは言っても、いわゆるサメの仲間(軟骨魚類)ではなく、一般の魚と同じ仲間(硬骨魚類)に分類され、自然界ではプランクトンや無脊椎動物、小魚などを食べるおとなしい魚です。この魚の卵を塩漬けにしたキャビアは、世界三大珍味として珍重されています。
チョウザメがいなくなる?
チョウザメ類には海洋と淡水域で生活するものがいますが、どちらも産卵は河川や湖でおこないます。最近では、河川の汚染やダムの建造などにより、子孫を残すことが難しくなったうえ、密漁などの乱獲のため、世界的に個体数が減少しています。「1996年レッドデータ・ブック」によると、27種のうち25種が絶滅の危機に瀕しているとされており、その保護対策が望まれています。現在、日本で捕獲されることは極めて稀です。
近年、日本国内でもチョウザメの養殖が注目を集めており、主としてベステル(Bester)という種類の養殖が試みられています。ベステルは、養殖用に人工的に交雑されたチョウザメの一種です。大きく育つオオチョウザメの雄と、肉が美味しく養殖しやすいコチョウザメの雌の子供です。日本では、「チョウザメ=キャビア」と見られがちで、身が食べられることはあまり知られていませんが、中国やヨーロッパ諸国ではキャビア同様珍重されています。この魚は、身を食べるために作り出され、成長が早く、身が美味しいのが特徴です。 神奈川県内でも、平成7年から養殖が試みられており、新たな養殖魚種として注目を集めています。
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