神奈川県水産技術センター 内水面試験場

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神奈川県の川や湖で見られる魚以外の生き物たち

ミナミテナガエビ Macrobracbium formosense


ミナミテナガエビ

 ミナミテナガエビは名前の通り南方系のエビで神奈川県から沖縄、台湾に分布しています。
神奈川県は分布の北限にあたり、従来の記録では鎌倉と酒匂川のみでした。
 写真は平成10年6月に相模大堰の魚道で採捕された個体で、相模川では初めての記録です。相模川には本種の他にテナガエビとヒラテテナガエビも生息しています。本種とよく似たテナガエビとは主に第2脚のきょう脚、がく角及び甲殻の顆粒によって見分けることができますが、個体が小さく特徴がはっきりしない場合も多く本種の同定には困難を極めます。
 本種は両側回遊型のエビで、神奈川県に定着しているのではなく、幼生の形で南の地域から流れ着き、河川に遡上したものが成長したのではないかと言われています。

 

 ミナミテナガエビ  テナガエビ
ミナミテナガエビ テナガエビ
 第一きょうきゃく 先端 第1きょうきゃく先端に毛がたくさん生えている
ミナミテナガエビ 額角 テナガエビ 小
額角 小型個体は、毛が少ないので注意が必要