神奈川県水産技術センター 内水面試験場
(イシガイ目イシガイ科)
| 北海道から九州にかけての日本各地、朝鮮半島、台湾中国等に分布します。 大型の円形の二枚貝で、殻長20cmにもなります。 湧水のある池や川の流れ込み、水田の用水路など泥底のところに生息します。 からは薄く、湖や川の水位が下がるとカラスなどに食べられてしまうことがあります。 普段は、からの一部を出して入水管と出水管を出し、水の中の有機物やプランクトンをろ過して食べます。 バラタナゴやゼニタナゴなどのタナゴ類は、ドブガイのエラの間に卵を産み付けます。ふ化した仔魚は目やヒレ等が未分化のままふ化するため、しばらくの間貝の中で育ちます。 最近全国的に数が減少しており、相模川でも、減少が著しく、タナゴ類の減少の一因になっています。 魚に比べ、汚染に弱く、環境の悪化による減少もあるが、むしろ、人為的な減少の方が大きいと思われます。 生息地の違いにより形等に変異が大きく、タガイ型、ヌマガイ型等にも分けられています。 希少となったタナゴ類の保護増殖のため、各地でドブガイを増やす研究がされています。 淡水性二枚貝の幼生は、グロキディウム幼生と呼ばれ、メダカ、ヨシノボリなどのヒレ等に寄生して育ちます。 |

背びれに寄生したグロキディウム幼生