神奈川県水産技術センター 内水面試験場

アユの成熟

 > アユの生活史   

 アユは年魚と言われるように、1年で一生を終えます。産卵期は秋で、大水の出た後などに、アユは川を下り産卵行動に入ります。

産卵期
 神奈川県では津久井湖に流入する道志川が最も早く8月中旬頃と早く、下流の厚木付近では9月中旬頃より”瀬付き”という産卵前行動が見られます。
 産卵期は津久井湖では8月末から9月中旬、相模川では9月末から12月中旬で、ピークは11月頃です。
北海道は8月下旬〜9月上旬、本州以南は9月上旬〜12月と南へ行くに従い遅くまで産卵しています。
 産卵期は、種苗により違いが見られ、琵琶湖産種苗が最も早く、海産アユが1ヶ月ほど遅れると言われています。

成 熟
 夏から秋に向かい。日照時間が短くなると生殖腺が成熟し始めます。このため、夏に雨の多い年は、産卵が早まるケースがあります。
また、水温が19〜14度に低下するとやはり成熟が進みます。
実際には、雨の後など水位が変化し、水温が下がったりすることが刺激になり産卵することが多くあります。

産卵数
 海産アユの成熟最小個体は体長8.5cm前後、琵琶湖産は体長7cm前後です。
 抱卵数は、魚体が大きいほど多く、体長10cmでは約5千粒、15cmでは約1.5万粒、18cmで約2万粒位ですが、大きな魚は10万粒ぐらいあります。


成熟の進んだアユ(サビアユと言われる)
成熟した雌の鮎、体が黒ずみ、表面がざらざらします。
これは、うろこの表面の一部が厚くなり、粒状に角質化してくるためです。
錆びる前には、腹部にオレンジ色の模様が何本か出ます。
アユの雌雄の見分け方

尻ビレの形態に注目!


 上が雌
 
 下が雄
卵巣 アユの卵巣

 アユには卵巣が1対ありますが、左右で卵巣の大きさが異なります
 卵の数は、親の大きさによって変わり1〜10万粒ぐらいです
精巣 アユの精巣
 
雌と同じように、精巣の大きさは左右で異なります

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